一般社団法人 日本有機農産物協会(Japan Organic Products Association)

コラム

Vol.5 可愛い大切なベビーのために、胎児の頃から始めるオーガニックライフ

※本記事はオーガニックBtoCサイトより移管した記事になります。

https://organic-btoc.com/index.html

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近年、喘息・アトピー・食物アレルギーなどで苦しむ子ども達が増加しています。そしてこれらの疾病の多くは、「環境中の化学物質」・「遺伝的要因」・「胎児期に母親が食べたものに含まれる化学物質」等が関係しあって発症するとされています。

農産物に残留した農薬・合成添加物・環境ホルモン・放射性物質など、普通に暮らしているだけで、現代人の体内には様々な有害物質が入り込んでしまいがちです。そして、その影響を特に受けやすいのは、身体を作っている真っ最中の胎児であると考えられています。

ある有機農産物宅配団体が実施したアンケートによれば、“有機農産物に切り替えたきっかけ”として一番多く寄せられた答えが、「妊娠したから」だったそうです。健康なベビーを迎えるために、ママが最初に出来るのは、“食べものから出来るだけ不安物質を取り除くこと”なのでしょう。

妊娠中に避けたい食品
  • 1
  • 農薬や化学肥料が残留している農産物
「国産野菜は安全」というイメージがありますが、日本の農薬使用量は世界でもトップクラスです。(安心・安全のため、有機農産物を選ぶようにしましょう。)
米国や欧州などでは危険性が指摘され使用が禁止されている農薬が、日本では規制されることなく使用されているケースもあります。
大人にはすぐには影響が出ないとされている化学物質でも、デリケートな胎児にとってはわずかな量でも危険因子となり得ます。

  • 2
  • 合成添加物を含む食品
アトピー・ぜんそく・アレルギー等の原因の1つと言われています。
染色体異常・遺伝毒性・妊娠障害など、様々なトラブルを引き起こす可能性が指摘されています。
貧血や血行不良の原因となる添加物もあります。

  • 3
  • 遺伝子組み換え食品
遺伝子組み換え食品の安全性はまだ立証されていません。
アレルギーの原因となる可能性が指摘されている上、最近では、妊婦と胎児の体内から遺伝子組み換え植物中の有害物質が見つかったという報告も出ています。

ライター 小林 さち

日本語学校で教師をしていた20代の頃、生徒さん達が自国の政治・文化・環境問題等について熱く語る様子に刺激を受ける。「自分も“国の底力”を支えるような仕事がしたい」「国の底力ってなんだろう?…まずは“食”と“農業”では?」と、オーガニック系食材宅配会社に転職。仕入れ・商品開発担当者として、全国の農家さん・漁師さん・食品メーカーさん等を訪ね歩く数年間を送る。たくさんの生産者や食材と触れ合う中で、「この国には、良い食品を作ってくれる人が思いのほかたくさんいる。でも、その良さが、生活者(消費者)にきちんと伝わっていないケースが多々あり、良いものがなかなか広がっていかない」ということを痛感するように。以降、広告宣伝の部署に異動した後、独立。現在はフリーランスの立場で、広告プランニング・コピーライティング・商品ラベルやパッケージの企画・食生活や食育に関する記事執筆等を手掛けている。