一般社団法人 日本有機農産物協会(Japan Organic Products Association)

コラム自治体情報

2020国産有機サポーターズ活動事例集15

※本記事はオーガニックBtoCサイトより移管した記事になります。

https://organic-btoc.com

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Organic な「もの」「こと」「ひと」
  1. 国産有機サポーターズ活動事例集15
  2.  
    株式会社ミトク
    第一営業部 課長 吉田健吾さん(JOIA認定 オーガニック・コミュニケーター)
  3. 【ミトクとは】
    ミトクというと、「海外のオーガニック商品を輸入・販売する会社」というイメージが強いかもしれません。実際、海外のオーガニック食品や化粧品を12ケ国より輸入する、日本における輸入有機商品のパイオニアといえる存在です。その一方で、日本の伝統的食品である醤油・味噌・茶・酒・酢・梅干・各種海藻・麺・菓子類をはじめ、豆腐製造機、厨房機器類に至るまで、約80種類(200品目)の商品を世界40カ国に紹介・輸出してもいることは、日本の消費者や生産者にはあまり知られていないようです。2020年には、公益財団法人食品等流通合理化促進機構より、「輸出に取り組む優良事業者」として農林水産大臣賞を表彰されました。「海外における日本食・食文化の一層の理解深化と日本産農林水産物・食品の輸出促進及び事業者の輸出意欲の喚起に向けて、日本産農林水産物・食品の輸出に関わる業務に携わる団体または個人を広く発掘し、その取組内容を表彰する」というもので、ミトクは“世界40カ国に伝統的な日本の食品を紹介・販売している”ことを評価されたのです。

Respecting nature,honouring tradition。(自然とともに。伝統とともに。)
Food is Medicine.(医食同源)
Nature, The origin of the value。(自然であるということ。本当の価値はそこにあるはず。)

マクロビオティックの普及に貢献輸出業務の始まりは1968年。マクロビオティックの実践者としてアメリカ初の自然食品会社の経営を始めた久司道夫氏との出会いにありました。「日本のマクロビオティック食品をアメリカに輸入するために協力してほしい」という相談を受け、日本中の“ほんもの”の自然食品を探すことからスタートしたといいます。
『おしゃれ』『可愛い』は大切なポイントミトクは食品以外にオーガニックコスメも取り扱っています。食の安全を気にする方はコスメの安全性も気にするようになるし、オーガニックコスメに出会ったことでオーガニック食品を手に取るようになる方もいるのだとか。また、「子どもには安全なものを食べさせたい」と、ベビーフードからオーガニック・デビューする方もいるようです。ひとつひとつのものを丁寧に選ぶようになると、衣・食・住すべてにおいてオーガニック&ナチュラルな製品を使いたくなっていくものです。その際、重要なのは、「おしゃれ」であることや、「可愛い」こと。インスタグラムなどのSNSでお客様の反応を見ると、「それを使うことで楽しく幸せな気分になれる」「その製品を選ぶことが、自分のこだわりやライフスタイルのアピールになる」ことが商品選択の重要なポイントとなっており、そのような商品は「特に安くなくても続けて使っていきたい」と支持を得やすいのだとか。日本におけるオーガニックマーケットの市場の活性化と、
海外での販路拡大日本市場は少子化・高齢化により縮小傾向にありますが、世界市場は新興国を中心として人口が増加傾向にあります。世界のオーガニック先進国からの素晴らしい商品を日本市場へ紹介することで、日本におけるオーガニックマーケットを活性化させること。日本国内で“本当に良いもの”を作っている生産者をサポートしていくために、世界基準に対応した伝統的な日本の食品を世界各国に発信・提案していくこと。ミトクは、オーガニック専門商社として、両方を担っているのです。
   

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